市町村別の高齢化ダッシュボードを開発中|実績と2060年推計を並べて比較できる形に

市町村ごとの高齢化の実態は、全国平均の数字だけでは見えません。ウェルビーは、市区町村単位の高齢化率を「過去の実績」と「2060年までの将来推計」で並べて比較できる高齢化ダッシュボードを開発しています。本記事では、どのようなデータをどんな形で見せていくのかを、設計の考え方とあわせてご紹介します。
▼こちらからダッシュボードをお使いください。
高齢化ダッシュボードとは何か
高齢化ダッシュボードとは、市区町村ごとの高齢化に関する統計を、実績値と将来推計値をひとつの画面でつなげて比較できるようにしたツールです。
国勢調査などの実績データと、将来推計人口のデータを組み合わせることで、「これまでどう変化してきたか」と「これからどう変化していくか」を、同じグラフ上で連続して読み取れることを目指しています。
なぜ「市町村別」で見る必要があるのか
理由は、高齢化の進み方が地域ごとに大きく異なるからです。
内閣府の高齢社会白書によると、日本全体の高齢化率は令和6年(2024年)10月1日時点で29.3%です。ただしこれは平均値であり、都市部と郊外、沿岸部と山間部では、高齢者の割合も増え方も同じではありません。
- 地域ごとの実態がわかる:自分の住むまちや近隣の自治体が、全国平均と比べてどの位置にあるのかを確認できます。
- 将来の備えを考えやすくなる:介護や生活支援の需要が今後どう変化するかを、地域単位で見通せます。
- 自治体間を比べられる:似た規模の自治体を並べることで、先行する地域の状況を参考にできます。
ダッシュボードではどのようなデータを見せるのか
「過去の実績」と「将来の推計」をセットで見せることを軸に、次の4つを整理しています。
1. 高齢化率の推移(実績)
各市町村の65歳以上人口の割合を、国勢調査などの実績値をもとに折れ線グラフで表示します。過去数十年の変化を時系列で確認できます。
2. 2060年までの将来推計
実績データに続けて、将来推計人口をもとにした見通しを点線で表示します。実線から点線へ線がつながることで、変化の勢いをそのまま読み取れるようにしています。
3. 全国・都道府県平均や近隣自治体との比較
個別の数値だけでなく、全国平均・都道府県平均、同規模の自治体と並べて表示します。比較対象があることで、「進んでいるのか、緩やかなのか」を把握しやすくなります。
4. 高齢者人口・後期高齢者数などの詳細指標
高齢化率に加え、65歳以上人口・75歳以上(後期高齢者)人口の実数、高齢者のいる世帯数なども確認できるよう整理しています。割合だけでなく実数を見ることで、必要な支援の規模を見積もりやすくなります。
全国の高齢化は2060年にどこまで進むのか
ダッシュボードが扱う将来推計の背景として、国全体の推計値を整理します。
時点総人口高齢化率(65歳以上)75歳以上の割合2024年(実績)―29.3%―2060年(推計)約8,674万人39.9%26.9%
2060年には、国民の約2.5人に1人が65歳以上、4人に1人が75歳以上になると推計されています。こうした全国的な傾向を土台にしながら、地域ごとの実情を確認できることに意味があると考えています。
出典:内閣府「高齢社会白書」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」をもとに作成
データをわかりやすく見せるための設計方針
統計は、並べるだけでは伝わりません。次の4点を設計の軸にしています。
- 専門知識がなくても読み取れるよう、グラフを中心にする
- 「実績」と「推計」を線の種類で明確に区別する
- 自治体同士を比べられるよう、同じ基準・同じ見せ方でそろえる
- 数値の根拠となる出典を必ず明示する
なぜウェルビーが高齢化データに取り組むのか
ウェルビーは、静岡市の終活支援優良事業者認証を受けた、静岡市終活支援優良認証事業者です。認証制度は、市民が安心して終活支援事業者を利用できるよう、市が定めた基準にもとづいて事業者を認証するものです。
日々のご相談では、「身元保証人を頼める相手がいない」「離れて暮らす親がこの先どうなるのか不安」といった声を伺います。こうした声の背後には、地域ごとの人口構造の変化があります。
情報を整理し、わかりやすい形で開示する。認証事業者として続けてきたこの取り組みの延長線上に、今回の高齢化ダッシュボードもあります。
よくある質問
Q. 高齢化ダッシュボードでは何がわかりますか?
A. 市町村ごとの高齢化率を中心に、過去の実績データと2060年までの将来推計データを、グラフで比較しながら確認できます。高齢者人口や後期高齢者数などの詳細指標も順次整理していきます。
Q. どの期間のデータを見られますか?
A. 国勢調査などにもとづく過去の実績値から、将来推計人口にもとづく2060年までの推計値までを、連続して確認できるようにする方針です。
Q. 対象はどの地域ですか?
A. 市町村単位での整理を進めています。拠点のある静岡県内のデータから優先的に整備しています。
Q. データの出典はどこですか?
A. 国勢調査や将来推計人口など、国・自治体が公表する一次情報を用いています。ダッシュボード上でも出典を明示する方針です。
まとめ
高齢化ダッシュボードは、市町村ごとの高齢化率を「過去の実績」と「2060年までの推計」で並べて比較できるようにする取り組みです。地域ごとの実情を数字とグラフで把握できることは、行政や介護・福祉に携わる方だけでなく、地域で暮らすご本人やご家族にとっても判断の材料になると考えています。
データ活用・連携のご相談を承っています
「自分の地域のデータを見てみたい」「自治体や事業所の資料として使いたい」「連携して取り組めないか」――そうしたご相談をお寄せください。介護・福祉事業者の方や、地域の高齢者支援に関わる事業者の方からのお問い合わせも歓迎しています。
また、ご本人やご家族からの「身元保証がなくて困っている」「終活を何から始めればよいかわからない」といったご相談も、無料で承っています。
株式会社Welbie(ウェルビー)
静岡市終活支援優良認証事業者
所在地:静岡県静岡市駿河区稲川1丁目8-29 十番稲川ビル2F
事業内容:身元保証・日常生活支援・終活支援・相続コンサルティング・任意後見・施設紹介
ホームページ:https://www.welbie.jp/

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