帰省して感じた「あれ、うちの親、大丈夫かな」。その違和感、そのままにしないために

お盆に実家に帰って、久しぶりに親の顔を見た瞬間、なんとなく「あれ?」と思ったことはありませんか。
電話では元気そうな声だったのに、会ってみると、思ったより痩せていた。冷蔵庫を開けたら、賞味期限の切れたものがいくつも並んでいた。テーブルの上に、開封されていない郵便物が何通も積まれていた――。
こうした小さな違和感に気づくのは、実は毎日の電話やLINEではなく、「久しぶりに会った瞬間」であることが多いといわれています。そして厄介なのは、気づいたはずのその違和感が、実家を出て日常に戻った途端、忙しさの中でいつの間にか薄れてしまうことです。次に帰省するのはお正月かもしれません。その数か月の間に、状況が大きく変わってしまうこともあります。
「気になったけど、そのまま」になりやすい理由
「そのうち聞こう」「次に帰ったときでいいか」――多くの方が、まさにそう思って先送りにしてしまいます。理由はいくつかあります。
- 親に心配をかけたくない、あるいは「老いを指摘する」ことへの気まずさ
- 仕事や自分の家庭で忙しく、腰を据えて話す時間が取りにくい
- 何をどう相談すればいいのか分からず、調べるだけで疲れてしまう
どれも自然な感情です。ただ、こうした先送りが積み重なると、いざというとき(体調の急変や、入院、判断能力の変化など)に、何も準備がないまま対応を迫られることになりかねません。
一人暮らしの高齢者は、実は増え続けている
「うちはまだ大丈夫」と感じていても、社会全体で見れば状況は静かに変わってきています。
内閣府が公表した「令和8年版高齢社会白書」によると、日本の高齢化率(65歳以上の人口が総人口に占める割合)は令和7年10月1日時点で29.4%に達しました。これは、単純計算でおよそ3.4人に1人が65歳以上ということになります。
もう一つ、あまり知られていない数字があります。内閣府の「孤独・孤立対策」ワーキンググループがまとめた報告書によると、自宅で一人暮らしのまま亡くなり、発見されるまでに8日以上かかった方は、令和6年の1年間で全国21,856件にのぼりました(警察庁のデータをもとにした集計)。これは高齢者に限った数字ではありませんが、一人暮らしで日常のちょっとした変化に気づいてくれる人が身近にいない、という状況が、決して他人事ではないことを示しています。
帰省したこの機会に、確認しておきたいこと
難しく考える必要はありません。まずは、次のようなことをさりげなく確認してみることから始められます。
- 暮らしぶり:冷蔵庫の中身、賞味期限、部屋の片付き具合
- お金まわり:郵便物がたまっていないか、料金の支払いが滞っていないか
- 体調・お薬:通院の頻度、飲み忘れがないか、最近の体重の変化
- もしものときの連絡先:かかりつけ医、近所付き合い、頼れる人の有無
- もしものときの備え:身元保証人が必要になったときにどうするか、意思表示ができなくなったときに誰が判断を代わりに担うか(任意後見など)
すべてを一度に確認する必要はありません。「最近どう?」という会話の延長で、少しずつ聞いていくだけでも十分です。
「離れていても支えられる」形を、一緒につくりたい
ご相談にいらっしゃるご家族から、「もっと早く動いておけばよかった」「気になっていたのに、つい先延ばしにしてしまった」という声を、私たちはしばしば耳にします。
ウェルビーは、静岡市から終活支援優良認証事業者として認証をいただき、身元保証・日常生活支援・終活支援・任意後見・施設紹介といった形で、頼れる身寄りが少ない高齢者とご家族を支えてきました。
私たちがこの仕事をしているのは、「離れて暮らしているから何もできない」を、「離れていても、ちゃんと支えられている」に変えたいと思っているからです。ご本人が今すぐ何かを必要としていなくても、「もしものときはどうするか」を一緒に整理しておくことで、ご本人もご家族も、日々を安心して過ごせるようになります。
帰省をきっかけに感じたその違和感は、放っておいてよいものではないかもしれませんが、一人で抱え込む必要もありません。
まずは今の状況をお聞かせください
「相談するほどのことかわからない」という段階でも構いません。ウェルビーでは、ご本人・ご家族からのお問い合わせを随時お受けしています。お電話・お問い合わせフォームより、お気軽にご連絡ください。
株式会社Welbie(ウェルビー)
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